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ヒグチ タロウ
HIGUCHI Taro
樋口 太郎 所属 大阪経済大学 経済学部 経済学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/04 |
形態種別 | その他 |
標題 | [書評]大阪教育文化センター「第3回大阪子ども調査」研究会編『21世紀を生きる子どもたちからのメッセージ――第3回大阪子ども調査結果から』(三学出版、2010年) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 阪神教協リポート |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会 |
巻・号・頁 | (34),101-103頁 |
総ページ数 | 3 |
著者・共著者 | 樋口太郎 |
概要 | 「第3回大阪子ども調査」への分析・解釈を施した本書について、内在的、外在的な意味づけをおこなった。内在的な意味づけとしては、友達があまりおらず社会的関心も薄い子どもほど、教育、家族、企業や社会福祉などあらゆる面において「排除」されており、さらには自己肯定感が低く将来への希望が持ちにくいという「自己疎外」を生み出してしまっているため、現在の学校教育には友達と力を合わせて何かをやり遂げるといった「人間回復」の営みが必要とされているという流れで整理をおこなった。また、外在的な意味づけとしては、ギデンズによるアイデンティティの不安定化という時代診断と、アクチュアルな問題意識に貫かれた本書による分析・解釈とに共通性が見られることを指摘した。 |