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リン ミンシン
LIN Minghsin
林 明信 所属 大阪経済大学 経済学部 経済学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2004 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | Strategic Airline Alliances and Endogenous Stackelberg Equilibria |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Transportation Research Part E |
巻・号・頁 | 40(5),pp.28 |
概要 | 本論文では、国際線と国内線の航空会社間の提携(補完的提携)による経済効果を分析する。国際線市場が複占、国内線市場が独占のハブ・スポーク・ネットワークにおいて、提携両社(国際線2社のうちの1社と国内線の会社)と提携していない国際線の会社が運賃先導者か、追随者を選択できるならば、2タイプの内生的シュタッケルベルク均衡が存在する。この結果はハブ・スポーク・ネットワークにおいて、運航路線数が異なる航空会社間の競争形態として、シュタッケルベルク競争が合理的であることを示し、航空会社に市場での役割選択の指針を提示している。さらに、この提携は乗継旅客の消費者余剰を高め、社会的厚生を向上させるものの、国際線旅客の消費者余剰を低め、国内線旅客の消費者余剰を低める可能性もあることが示される。この結果は政策当局が補完的提携の経済効果を評価する際に、国際線・国内線旅客への負の効果も考慮すべきことを示唆している。 |
DOI | 10.1016/j.tre.2003.09.001 |