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ヒグチ タロウ
HIGUCHI Taro
樋口 太郎 所属 大阪経済大学 経済学部 経済学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/04 |
形態種別 | その他 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 西郷竹彦/「教育的認識論」が主観と客観を結び、子どもたちを世界へと導き入れる――新学習指導要領を相対化するために |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『新教育ライブラリPremierⅡ』Vol.1 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 108-111頁 |
総ページ数 | 4 |
著者・共著者 | 樋口太郎 |
概要 | 本稿では、西郷竹彦の文学・国語教育理論の展開を扱った。まず、「文学体験」論が教育目的論として、「形象論」が指導過程論として、「視点論」「人物論」が教育内容論として提起された。そして、「文芸学」を教育内容として教えることが教育内容の精選という「系統指導論」に結びつくが、国語教育全体の系統化には荷が重かった。そこで、「比較」「順序」などの「教育的認識論」を系統性の原理とする「関連・系統指導」が登場し、教科を越えた系統化にもつながる。2017年版学習指導要領の「資質・能力」論が能力形成の自己目的化の傾向を有するのに対し、「教育的認識論」は人間の能力という内部と世界という外部を結ぶものであることを最後に指摘した。 |