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ヒグチ タロウ
HIGUCHI Taro
樋口 太郎 所属 大阪経済大学 経済学部 経済学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/10 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 時代を拓いた教師たちⅡ――実践から教育を問い直す |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本標準(東京) |
巻・号・頁 | 189-200頁 |
総ページ数 | 11 |
担当範囲 | 第4章第1節 伊藤功一と校内研修――自分自身の授業の創造をめざす教師たちとの歩み |
著者・共著者 | 田中耕治編著、樋口とみ子、川地亜弥子、伊藤実歩子、樋口太郎、窪田知子、石井英真、柴本枝美、西岡加名恵、二宮衆一、遠藤貴広、赤沢早人、渡辺貴裕、若林身歌 |
概要 | 本稿では、小学校校長としての伊藤功一の(教師)教育実践について扱った。伊藤は、教師の成長のプロセスを、①授業における予定調和が突き崩される過程で、子どもという〈他者と出会う〉経験→②教師という「垢」を落とし、自分自身を見つめ直すという〈自己と出会う〉経験→③「教材にするために」という色眼鏡をかけて教材研究に入るのではなく、一人の人間として対象世界に深い興味を持つという〈世界と出会う〉経験、として捉えた。この〈世界と出会う〉経験によって得た深い理解や感動は、再び子どもという〈他者と出会う〉場面に帰ってくることで、教室という空間に真剣な思考を生み出していく。最後に、伝達すべき内容・価値が不安定化するなかで、「どう教えるのか」という方法論の模索に逃げ込む前に、そもそも「何を教えるのか」を探し求めるという教師の姿勢を「誠実さ」と見做した伊藤の教育思想について触れた。 |